“警備会社が提供する救命講習”
前回に引き続き、東海警備のAED/BLSトレーニングサービスをご紹介します。
我が国においては、心肺蘇生法等を学ぶいわゆる「救命講習」の多くは消防機関が提供してきました。
そのため多くの方が会社等において心肺蘇生法を学ぶ場を設けようとする場合、「消防署に頼む」という考えを持たれますが、多くの消防機関では救急車に乗務する救急隊員が救命講習の実施も担っており、企業等に出張しての講習はなかなか行うことができないのが現状です。
私ども東海警備は「安心安全」を皆様に提供するという警備会社の社会的責任を踏まえ、胸骨圧迫やAEDによる電気ショック等を行う一次救命処置(BLS)のトレーニングを皆様に提供しています。
民間企業による救命処置の講習会は我が国ではまだあまり馴染みがありませんが、長年の警備員に対する教育訓練の経験等も生かし、東海警備の「AED/BLSトレーニングサービス」は次のようなコースが設定されています。
“BLS入門コース”
成人に対する心肺蘇生法を学ぶ、90分のコースです。
街中や職場で突然発生する成人の心原性心停止(心臓に原因がある心停止)における傷病者の社会復帰を目指し、心停止の判断や胸骨圧迫を身に付け、119番通報を迅速に行い消防官の口頭指導を受けながら心肺蘇生を実施するスキルを身に付けます。
企業や町内会等の皆様から救命講習の依頼を受ける場合、時間的都合をかんがみて多くの場合90分での実施を望まれます。講習時間が長ければその分たくさんのトレーニングを行うことができますが、まずは「できることから」始めていただくことが大切です。
【受講対象者】
身近なところで心停止傷病者が発生した際に、その人を助けるための最低限のスキルを身に付けたい方(救命処置を行う職務上の責任がある方の初回受講には、このコースは推奨しておりません)
“BLSベーシックコース”
成人に対する心肺蘇生法、止血法、窒息の解除法を学ぶ、180分のコースです。
入門コースと同様に、街中や職場で突然発生する成人の心原性心停止(心臓に原因がある心停止)における傷病者の社会復帰を目指すことを主眼として、心停止の判断や胸骨圧迫を119番通報で消防官の口頭指導を受けながら確実に実施するスキルを、反復した実技訓練により身に付けます。また、大出血がある場合の止血法や、喉に物が詰まったときの窒息の解除法を学びます。
家族や同僚など身近な人が倒れた際の対応を訓練したい場合はもちろんのこと、商業施設の店員や清掃職員など、見ず知らずの第三者が倒れた際に一定の対応を求められる立場にある方等のトレーニングにも適しています。
【受講対象者】
家庭や職場などで心停止や窒息、大出血といった重篤な傷病者が発生した際に、その人を助けるためのスキルを身に付けたい方(救命処置を行う職務上の責任がある方の初回受講には、このコースは推奨しておりません)
“BLSレスポンダーコース”
我々警備会社はもちろん、介護施設職員や学校教職員、保育施設職員、交通機関関係職員などは、いざ勤務先で傷病者が発生した場合、医療の専門家が到着するまでの間、適切な救命処置を行う職務上の責任があります。また、単に心肺蘇生等の手技を行うのみならず、的確な通報連絡、資機材の準備、救急隊の誘導、現場の管理(野次馬の排除や記録等)をスタッフ間で連携して行うことができなければ、適切な事案対処は成し得ません。
そのため、このコースでは質の高い心肺蘇生スキルだけでなく、スタッフ間の連携や現場の管理など、救急事案発生時から結末までの一連の対応を習得することを目的としています。人工呼吸時の感染防止デバイスには「ポケットマスク」を使用します。
このコースは、東海警備のAED/BLSトレーニングサービスのうち最も特色あるものです。
消防機関が行う救命講習は、一般市民による善意の救命処置の実施率を向上させることを主眼とした「普及啓発」の意味合いが強い講習ですが、心肺蘇生法等の手技のみ訓練する講習であり、医療の専門家ではないものの救命処置の実施を求められる方に必要な「現場対応スキル」を学ぶことはほとんどできません。野球でキャッチボールばかり上手になっても試合に勝てないように、救急事案の対処も個々の手技を身につけるだけでは不十分なのです。
また、このような職種にある方は、AEDを使用するにあたり所定の要件を満たした講習の受講義務があることを厚生労働省が定めています。この「レスポンダーコース」は、その講習の要件を満たしたプログラムを提供できるよう内容を構成しています。
私どもは警備会社である以上、救命処置に関するスキルは必須であり、さらには現場の管理等を適切に行うことが当然求められるため、それに対応した訓練を社員(警備員)に対し実施してきました。そのノウハウや経験を生かし、「医療の専門家ではない対応義務者」の皆様に現場対応スキルを身につけていただくための教育プログラムを策定しました。
火災や地震が発生した際の訓練は法の定めもあり様々な施設で行われていますが、それらよりはるかに発生頻度の高い救急事案に関する訓練を行っている施設はどれだけあるでしょうか?1分1秒を争う傷病者対応のための「救急訓練」を皆様の施設でも取り入れてみませんか?整備された教場でのトレーニングのみならず、お客様の施設の営業等に妨げにならない範囲で実際の施設を用いた一連の現場対応シミュレーション訓練等も行います。
【受講対象者】
介護施設職員や学校教職員、保育施設職員、交通機関関係職員、警備員など、医療の専門家ではないものの、その職務の特性から傷病者発生時に適切な現場対応を行う職務上の責任がある方
“オーダーコース”
上記の正規コース以外のプログラムを付加したい場合や、正規と異なる時間数・人数で講習を開催したい場合に、お客様のご要望にあわせて講習プログラムを策定するコースです。過去にあったオーダーには次のようなものがあります。まずは弊社担当者にご相談ください!
・電気工事作業員に対し、心肺蘇生法だけでなく、感電事故のメカニズムや防止策、電気工事現場での傷病者対応時の安全管理法を学ばせたい(電力会社様)
・学校の文化祭の1コーナーとして、心肺蘇生法やAEDの体験コーナーを設けたい(私立高等学校様)
・地域の防災訓練の1コーナーとして、心肺蘇生法やAEDの体験コーナーを設けたい(学区役員様)
・会合で社員が集うので、胸骨圧迫の体験を短時間で行うとともに、AEDがどのようなものであるのか紹介してほしい(一般企業様)
“小児・乳児への心肺蘇生法”
子どもは「単に成人の体が小さくなったもの」ではなく、心停止のメカニズムや対応法も成人とは異なるものが求められます。成人マネキンで心肺蘇生をトレーニングしたから大丈夫!と思っていませんか?
東海警備のAED/BLSトレーニングサービスは、基本的には成人マネキンを用いて、成人が心停止となった場合の処置をトレーニングするものではありますが、オプションで子どもの心停止の処置をトレーニングすることも可能です。(別途料金が発生します)
小学校や保育所で勤務される方や、子どもの心停止に遭遇する可能性が高い方(少年スポーツ関係者や保護者など)は、子どもの心停止を想定したトレーニングを受けられることをお勧めします。
“講習費用について”
消防機関の救命講習開催は行政機関の行為であり、受講料はほとんどの場合無料です。そのため我が国では「心肺蘇生は無料で学ぶもの」という認識をもった方が多いのではないでしょうか。東海警備のAED/BLSトレーニングサービスは、民間企業が提供する教育プログラムであるため、たいへん申し訳ございませんが受講料を頂いております。その料金は一見「高い!」と思われるかもしれません。
しかし、私どもの講習は、その内容、教材、機材(マネキンと受講者の比)、インストラクターのスキルなどすべてをご覧頂ければ、その受講料は決して高くないものであると自負しております。
また、特に「医療の専門家ではない対応義務者」の皆様に対するトレーニングは、「職業訓練」であり、職務上必要なスキルの習得のための講習であると考えれば、他のジャンルの講習と同程度又は安いくらいの料金設定であると考えております。
料金等についてはこちらもご覧ください
http://www.tokai99aed.com/training.html
まずは弊社担当者までご相談ください。
皆様のニーズや職種、現場にあわせた最適の講習プランを皆様にご提供します!
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AEDの適正な販売設置と一次救命処置の
普及啓発で救命率・社会復帰率の向上を!
東 海 警 備 保 障 株 式 会 社
名古屋市北区清水五丁目8番1号(本社)
TEL(052)914-3351 FAX(052)914-0214
AEDサイト http://www.tokai99aed.com/
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